雇われるリスク
もし今あなたが、どこかしら組織に勤め、
毎月決まったサラリーを得ているとしたら、
ぜひ、知っていただきたい事実があります。
おそらくあなたは毎月決まったお給料で、
平穏な生活をしているでしょう。
ところが、
平穏な生活と引き換えに、
実はあるリスクにさらされています。
今回はその雇用される側であることの
5つのリスクをお話させていただきます。
1. 時間を切り売りしている
2013年現在、
会社員の平均年収は約400万円といわれています。
年間の勤務日数を250日として、1日8時間勤務とします。
式)4000000(円)÷250(日)÷8(時間)=時給2000円
今の日本の会社員は平均時給2000円です。
※概算ですので税金や社会保険料は除きます。
仮に時給2000円の人が月に50万稼ぐためには、
毎日12時間以上働くか、
式)2000(円)×21(日)×12(時間)=504000(円)
1ヶ月休まず働く、
式)2000(円)×31(日)×8(時間)=496000(円)
必要があります。
仮に1年間休まず、1日24時間働き続けると、
式)2000(円)×365(日)×24(時間)=17520000(円)
おめでとうございます。
年収1700万オーバーです!
実際、こんな働き方は現実的にムリですね。
これが時給2000円、現代会社員の限界です。
時間の切り売りをして収入を得ている以上は、
どう頑張っても収入に限界があります。
そしてなにより、
自由に使える時間がかなり制限されます。
今以上に収入をあげようと思うと、
当然ながら時間を増やすしかない。
働く時間を増やすことで収入は増えるが、
自分の自由になる時間は減る。
反対に、
自由になる時間を増やせば収入が減る。
この時間と収入の掛かり合いは、
時間の切り売りをしているかぎり抜け出せません。
言い換えれば、
あなたの大切な寿命という対価を削り、
収入に変えているということです。
2. 決定権は雇用主にある
会社員である以上は、
・出社時間
・職場の上司や同僚
・職務内容
・給料
これらは自分で勝手に決めることができません。
さらには、
会社の場所や勤務時間、給料が決まっている以上、
住む場所にはじまり、住める家や食事、衣類、趣味や娯楽といった
生活レベルもある程度制限されます。
場合によっては、
親の介護や子供の教育なども希望通りにいかないこともあるでしょう。
会社員は生活のありとあらゆる決定事項を、
雇用主である会社の範囲に収められてしまいます。
実際にあなたが自分で自由に選択しているようで、
実は目に見えない制約があるのです。
3. 報われづらい報酬体系
日本的経営の中心であった終身雇用や年功序列の維持が
困難になってきた昨今、
欧米型の経営に多くみられる成果主義が普及をしているかというと、
決してそうでもありません。
一般的な企業においては、
たとえ頑張っても頑張らなくても
さほど変わらない給料の仕組みが現実ではないでしょうか。
その理由としては、
世界がますますグローバル資本主義となっていくなか、
日本の企業もこうした視野でビジネスをしなければなりません。
20世紀の日本は国内だけで商売をしていたため、
資本の流れは国内だけにとどまっていました。
そのため景気がよくなれば国内に還元できます。
しかし、21世紀の今では、
大手企業が海外進出のために多額の資金や投資が必要となり、
また世界中から低賃金で労働者を雇うことが可能となりました。
結果、企業の収益が伸びても、
日本の労働者には還元されにくいのです。
所得格差が広がっているとはいえ、
会社内における成果主義によるものではなく、
個人投資家やビジネスオーナー、
あるいは一部の大企業の幹部役員による
格差であることは周知の通りです。
さらには、
今や年々割合が増加している非正規雇用者であれば、
なおさら報酬アップは見込めなくなってきます。
雇用されている側である以上、
報われにくい仕組みなのです。
4. 1つの収入源に依存
大手電気機器メーカーやITサービス関連企業などの
大量リストラが記憶に新しい今、
どんな大きな会社であれ、
いつ倒産してもおかしくない状況にあります。
もしあなたが勤め先からの給料しか収入がない場合、
雇用先からリストラされたり、
会社が倒産してしまったら、
無収入となってしまいます。
また現在は会社の寿命より、
一般的な労働人生のほうが長くなっています。
こうした社会環境がますます変化している今こそ、
1つの収入源だけ頼るのはリスクが非常に高いといえます。
仮に、再就職できるまでに、
ある程度の貯金の蓄えや節約をすることで、
生活に困る心配がないというかたもいるかもしれません。
それでもやはり、
収入の柱が無くなることによる精神的不安や、
視野が狭くなることで行動に制限がでてしまいます。
収入源が複数あることで、
これらのリスクを補うことができます。
精神的に追い詰められる心配や、
安易に不本意な仕事を探す必要もなくなります。
1つの収入源よりも
複数の収入源をもつ。
まさに投資や相場の格言にもある、
タマゴは1つのカゴに盛るな。です。
さらに収入を安定させるのであれば、
複数収入源を持ったうえで、
さらにタイプや質が違った複数の収入源を持つことが重要です。
5. 社会環境が閉鎖的になる
・決まった職場
・決まった通勤経路
・決まった予定
・決まった上司
・決まった同僚
会社員生活が長年続くことで、
仕事にも慣れマンネリ化した毎日になりがちとなります。
仕事やプライベートを充実させたい。
そう思っても、実際に何をどうすればよいかわからず、
結局は刺激のない同じ毎日の繰り返し。
毎日、同じ環境を行ったり来たり、
毎日、会う人も一緒で会話の内容も同じ、
気づけばモチベーションも低下し、
ますます視野が狭くなっています。
なぜそうなるかというと、
人は環境に影響されやすい生き物だからです。
どんなに素晴らしい能力を持った人も、
環境が悪いためにその能力を開花させることができず、
月日だけが無駄に過ぎ気付けば一生を終えてしまう。
そういったケースは、
決して珍しいことではありません。
逆に、置かれた環境の変化によって、
能力を活かしたり、新たな才能を開花することも可能です。
以上、
雇われることの5つのリスクです。
人によっては他にもリスクはあるかもしれません。
もちろん勤めることによるメリットもあるでしょう。
雇われない生きかた
我々、昭和生まれの世代は、
「良い学校へ行き、大企業へ就職しなさい」
という教育方針が基本でした。
そこには、
「自分で起業する」という選択肢はなく、
ある意味で洗脳的な教育しかありません。
日本の歴史にこうした一貫教育があったからこそ、
戦後の高度成長を成し得た要因であることに疑いの余地はありません。
しかしながら、
現代の社会情勢にはたして適しているのでしょうか。
企業の「安定」が揺らいでいる昨今、
その時代にあった選択をする必要があります。
とはいえ今すぐ会社を辞めなくても、
収入を増やす方法はたくさんあります。
風俗プレナーのクライアントのなかにも、
会社に勤めながら副業として、
風俗ビジネスをしている経営者もいます。
収入を得る方法は、
無数にあることを知ってください。
あなたの人生は、
誰のためのものですか。
あなたの人生は、
あなたが自由に決める権利があります。
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